上州武尊周辺(群馬) 牛首山(1638.0m) 2018年5月4日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 4:54 旧武尊牧場スキー場ゲート−−6:07 登山口−−6:40 田代湿原分岐−−7:29 牛首山 8:01−−8:57 武尊山登山道合流−−9:19 登山口−−9:53 旧武尊牧場スキー場ゲート

場所群馬県利根郡みなかみ町
年月日2018年5月4日 日帰り
天候晴後雪
山行種類一般登山+籔山
交通手段マイカー
駐車場旧武尊牧場スキー場駐車場に駐車
登山道の有無途中までありだがその後は無し
籔の有無残雪のためほぼ無し。無雪期は根曲がり竹藪
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
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コメント旧武尊牧場スキーから往復。残雪の賞味期限切れギリギリのタイミングだったがどうにか間に合った。明瞭なピークは無くGPSを頼りに三角点探索をしつこく行ったが発見できず。寒気が入り帰りは霰に打たれながら下った




旧武尊牧場スキー場駐車場から出発 施錠されたゲートあり
ゲレンデを直登 傾斜が緩まるがまだゲレンデが続く
1460mで左の道に入る 案内看板
武尊山周辺の登山道案内図
登山口だが案内標識無しで戸惑った 途中の案内看板で一安心
牛首山は田代湿原よりは近いだろう 武尊山/田代湿原分岐
やっと残雪が見られるようになった なだらかな斜面が続く
時々夏道が顔を出す たぶん夏道に乗っていると思うが・・・
牛首山目指して笹を避けつつ適当にトラバース 牛首山山頂。残雪5割、地面5割
山頂標識があった 残雪も残りわずか
のっぺり地形でルートファインディングは適当に 武尊山登山道の合流
複数の足跡あり 映画ロケ地に使われたようだ
泉と書かれているが・・・ 登山口到着
往路で見当たらなかった1479.9m三角点を発見 1479.9m三角点
霰に降られながら下山 駐車場到着。山菜取りの車が増えていた


・上州武尊の北側裾野にある山だが、地形図を見るとピークではなく斜面の一部でしかなく、なぜ山名があるのか不思議な場所。
・積雪の多い地域で標高1600m以上、しかも傾斜が緩い斜面なので濃い笹薮が予想されるため、残雪期に登るのが有利だろう。割と近くまで遊歩道が通っているので無雪期でも行けそうに思えるが、遊歩道は尾根上に付いているのではなく東斜面を巻いていて、山頂に行くには斜面のトラバースが必要で、藪が濃い中でこれをやるのは非常に労力が必要だ。
・大型連休後半は寒気が入って特に日本海側で天候が不安定であり、予定していた山に入るのは危険と判断、日帰り可能で日本海側から比較的離れ、しかも残雪がまだ使える場所ということで牛首山にした。ただしこのエリアは豪雪地帯というほどではなく雪が残っているかは微妙で、おそらく南斜面や傾斜が急な場所の雪はもう消えているだろう。ただ、牛首山周辺は北斜面で傾斜が緩く最後まで雪が残る可能性が高い場所であり、部分的でも雪は残っていると予想した。
・起点は旧武尊牧場スキー場で数年前に廃業しており、今は無雪期にキャンプ場として営業しているが、当然ながらまだこの時期は営業していないので、道路は途中でゲートが閉まっていると予想された。予想通りで旧スキー場駐車場のすぐ先で施錠されたゲートがあった。ここから歩きとなる。
・天候は朝から雲が多めで、予報とは違って南側が雲がかかり北側は青空が出ていた。さて、いつまで天候が持ってくれるだろうか。今回は雨対策の意味で雨具を持つ。このまま晴れていると直射日光が暑いので麦わら帽子も持つ。
・最初は林道を歩いたがウネウネと曲がって無駄な距離を歩かされるので、早々とゲレンデ直登に切り替える。夏場に草を刈っているのか背丈は短く歩きやすい。車道に合流しても突っ切ってそのまま直進。傾斜が緩むと運動場のような楕円形の区画あり。その先は緩やかで幅広な斜面が広がり、初心者スキーヤーに最適な地形だった。
・斜面を登り広い尾根に出ると上州武尊登山道の案内が登場、これが目的地への道の一部。キャンプ場敷地の途中で三角点があるはずだが往路で発見できず下山時に発見。消えかけた大きな標識とは道を挟んで反対側にあり、頭だけを地面から出した状態で目立たない存在だった。
・開けたキャンプ場エリアが終わりブナを中心とした広葉樹林に入ると武尊山登山道。ただしなぜか登山口には案内標識が無かった。しかも入口で道が左右に分かれていて判断に迷った。右に入ってしばらく進んでも尾根を外していないので正しいルートだろうとは思ったが、武尊山の案内標識が登場するまではちょっと不安だった。この時点では残雪はほとんど見られなかったが、樹林を通して南側に見える尾根の北斜面には雪がまだ残っていたので、おそらく大丈夫だと思えた。
・田代湿原方面遊歩道との分岐に到着、ここで右に入る。ここまで来ると周囲に残雪が目立つようになり、ほぼ藪漕ぎの回避が確定した。植生は相変わらず背の高いブナが中心で地面は根曲竹に覆われていた。ただしそれほ高密度ではないので無雪期でも突破は可能。しかしこの先もこの状態とは限らない。
・遊歩道は等高線に沿って緩やかな斜面を巻いてゆく。夏道の半分以上は雪に覆われてルート不明だが、どうせこちらは夏道を外して牛首山を目指すのでこの状況は歓迎すべき状況。夏道が分からなくても横移動を続ける。特に傾斜が緩い箇所は広く雪に覆われるが、少しでも傾斜がある箇所は背の高い根曲竹に覆われていたのでそれらを避けながら進む。
・夏道はいつの間にか全く不明になり、その後も適当に雪をつなげてトラバース。やっと尾根上に乗るがこの付近は北東に延びる尾根と牛首山がある北に延びる尾根があり、最初に上がったのは前者。騙されないようにさらにトラバースを続ける。相変わらず背の高いブナ林と根曲竹が広がって明瞭なピークは無い。地面を覆う残雪の割合は6,7割くらいか。
・目的の尾根に乗ったが牛首山山頂(三角点)はピークではないし、残雪と笹で三角点が隠れている可能性が高く、時間短縮のためGPSの出番。私のGPSは地図表示機能がないのでGPSの残距離と方向表示を頼りに進むと、これまでと特に変わらない緩斜面の途中のブナに小さな山頂標識を発見。GPSの表示では三角点まで10mほどで、この付近にあるのは間違いない。ただし残雪に覆われた地面もあるので雪の下だったら発見は無理だろう。露出した根曲竹の区画を徹底的に探したが三角点は発見できなかった。また、Gさん標識やすかいさんの標識が無いか周囲を見渡したがそれも発見できなかった。
・三角点捜索を諦めて休憩していると霰が降ってきた。雨ではないので体は濡れないので助かるが、頭に降り積もるので麦わら帽子が役に立った。
・帰りは適当に戻る。緩やかな地形だし雪は締まって往路の足跡は残らないので往路を正確にトレースするのはほぼ不可能。笹薮区間を適当に巻きながらトラバースしたが、たぶん往路より高度が上がっていたと思う。
・武尊山登山道に合流する頃には雪が減って笹薮が出た場所が多くなり、場所を見極めないと笹薮漕ぎが待つ状況。最後は少し登り返して田代湿原遊歩道分岐に出た。もう藪は無い。
・天候はさらに悪化し霰が降り続けるようになったが、衣服の表面で飛び跳ねてほとんど濡れないので雨具は出さずにそのまま下っていく。ただし標高が落ちると徐々に気温が上昇、霰の状態も徐々に緩んで水っぽくなり衣服が濡れるようになってきたが、もうすぐ車に到着するので霰が降りしきるゲレンデを一直線に下った。
・ゲレンデ下端のリフト付近に人の姿あり。たぶん山菜取りだろう。駐車場に到着すると数台の車が止まっていた。私は出だしは林道を歩いたが、他の人はリフトに上がる屋根付き階段を使用していた。確かにこちらの方が無駄な距離を歩かずに済む。
・車に戻って着替えてすっきり。霰は山に近い場所だけのようで、車で下っていくと晴れのエリアが広がっていた。

 

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